業務用キッチンを家庭で使うメリット&デメリットとリノベのポイントをエフォールがご紹介!

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

リノベーションやリフォームで使われる設備機器は一般住宅や家庭で使われるように設計、デザインされているものが大半です。しかし、あえて業務用を選ぶ方もいらっしゃいます。特に、リノベーションで、ホテルや飲食店の厨房で使われるような業務用キッチンを採用される方が増えてきています。

家庭用のキッチンメーカーは多く、キッチンの種類やデザインは豊富ですし、オーダーメイドでキッチンを作ることも出来ます。その中でもあえて業務用キッチンを家庭で使うことにはどんなメリットがあるのでしょうか?また、リノベーションで上手に業務用キッチンを取り入れる際のポイントもご紹介したいと思います。

目次

1.業務用キッチンを家庭で使うメリット&デメリットとは?

リノベーションであえて業務用キッチンを家に設置して使うことにはどんなメリットがあるのでしょうか?デメリットとともにご紹介したいと思います。

■業務用キッチンを家庭に取り入れるメリット

●丈夫で耐久性の高いオールステンレス

長時間の調理をメインとする場所で使われるキッチンなので、家庭用キッチンに比べ丈夫で耐久性が高いというメリットがあります。錆にも強く、たわしなどでゴシゴシと磨くことが出来ます。家庭用のキッチンの中にもオールステンレス製のものはありますが、厚みや質の点で業務用の方が耐久性の良いものが使われています。

●オシャレなダイニングキッチンになる

業務用のオープンな形状やオールステンレスという材質は、無機質なものでコーディネートするインダストリアルテイストやシャープなモダンテイストとの相性が抜群です。システムキッチンの洗練された家庭用のデザインよりも、工場や厨房感を醸し出す業務用キッチンを採用することで、テイストに合ったオシャレなダイニングキッチンにリノベーションすることが出来るかもしれません。

●本格的な料理を楽しめる

プロの料理人が使う業務用キッチンを仕事柄使い慣れているという方にとっては、家庭用キッチンではなく、業務用キッチンを選ぶ方が、調理しやすいかもしれません。火にかけていた鍋やフライパンを直接調理台の天板に置いたり、大きな鍋をシンクに入れやすかったりするため、調理をスピーディーにできる良さや大きな鍋やフライパンなど大人数に対応した調理道具が使いやすいというメリットもあります。

■業務用キッチンを家庭に取り入れるデメリット

●セパレードタイプでつなぎ目がある

システムキッチンのように調理スペースとシンク、コンロが一体化しておらず、それぞれのユニットを選び設置するため、溝やつなぎ目が出来てしまいます。そのため、つなぎ目に汚れや水滴が溜まりやすいというデメリットがあります。また、据え置きで床に固定されないのが一般的なので、地震などで動いてしまうこともありますし、傷や設置跡が残らないように床の素材にも注意が必要です。

●家庭使用での情報や施工例が少ない

家庭での使用に関する情報が一般的なシステムキッチンよりも少ないというデメリットがあります。厨房での使い勝手は聞けるかもしれませんが、料理の内容や使用する人数、床の素材や土足かどうかなど環境や条件が違うため、仕事として使う時の使い勝手と普段の暮らしの中での使い勝手は異なります。

リノベーションでは、使いやすく長く使えるキッチンを選びたいと思いますし、頻繁に取替えるものでもないので慎重に検討すべきですが、一般家庭では使われていないため、家庭での使用感や使い勝手に関する情報が少ないことは、毎日のように使うキッチンに関してはデメリットになります。

また、厨房ではなく部屋の中に入れた際の雰囲気も施工例が少ないためイメージしづらいかもしれません。業務用キッチンのショールームもあるので、キッチン本体を確認することは出来ますが、住宅用のショールームと違い、家のダイニングキッチンを想定した配置やインテリアコーディネートが行われた展示ではないので、室内のイメージが湧きづらいかもしれません。

2.リノベーションで業務用キッチンを採用する時のポイント

業務用キッチンをリノベーションで取り入れるうえで、どんな点に注意すればメリットを最大限にいかしたキッチンにすることが出来るでしょうか。ポイントをご紹介したいと思います。

■水回りリフォームの経験豊富な会社に依頼する!

一般的に、業務用キッチンは厨房機器メーカーや飲食店のリノベーションを専門とする会社によってプランや工事が進められます。しかし、家のリノベーションでは、住宅専門のリフォーム・リノベーション会社に依頼することになります。

プランや工事の専門は住宅でありながら、採用する業務用キッチンは家庭用に作られていないので、蛇口の設置位置や給排水管の通し方など住宅に合わせたルールと工事を行う必要があります。特にマンションでは、メインの排水管の位置が決まっているなど、一般住宅ならではの制限の中で工事する必要があります。そのため、リフォーム会社の中でも、水回りのリフォームやマンションリフォームに特化したリフォーム会社を選ぶ方が、リノベーション工事中や工事後の設置・水漏れトラブルを防ぐことが出来て安心です。

また、業務用キッチンは家庭での施工例や使用例が少ないため、家の中に設置した時のイメージが想像しづらかったり、家庭で使用するならでは問題点に気づき辛かったりするデメリットに対しても、水回りのリフォーム経験が豊富な会社であれば、キッチンの施工例が豊富なうえにキッチン工事に多いトラブルや使用の問題点を把握しているので、業務用であっても適格なアドバイスを期待できます。業務用キッチンを取り入れることでデメリットとなるような点を間取りや他の設備でカバーする方法も提案してくれるかもしれません。

また、見た目と使い勝手の両面からアドバイスを与えてくれるので、業務用キッチンメーカーが出している家庭用のキッチン、または家庭用キッチンメーカーが出している業務用キッチンのようなステンレスデザインのキッチンなど、条件に合ったキッチンを提案してもらえるかもしれません。

■排水管や調理道具もコーディネートする

キッチンのメーカーやサイズ、デザインなどキッチン本体だけではなく、キッチンルームやダイニングルームなど部屋とのバランスもコーディネートすることを意識しましょう。

例えば、露出される排水管がどのように見えるのか、調理道具をどのように収納して見せるのか、などを具体的に考えておくことは大切です。収納の位置は、部屋の見え方だけではなく使い勝手にも影響します。どんなにカッコよく収納できても、使い勝手が悪い位置にあれば、片付けが面倒になり家事に時間がかかったり、片付かないキッチンになったりします。業務用キッチンのオシャレな雰囲気を壊さずに、かつ収納もあって使いやすくするために、キッチンの近くに隠せる収納としてパントリーを設けるなどの工夫も必要となるかもしれません。

見え方、使い方を意識してキッチンと部屋全体の物をコーディネートするようにしましょう。

3. まとめ

一般家庭でも、丈夫で耐久性の高い業務用キッチンを取り入れることで、長く使え、本格的な料理を楽しめたり、スタイリッシュでオシャレなテイストの家にコーディネート出来たりします。しかし、業務用キッチンはユニットを組み合わせるために継ぎ目が出来て汚れが溜まりやすいというデメリットや、一般家庭で使用した際の情報や施工例が少なくイメージしづらいというデメリットがあります。

デザインや使い勝手、設置する部屋とのバランスなど様々な要素をしっかりと考慮し、情報を集めることやプロのアドバイスを積極的にもらうことを意識して業務用キッチンを検討しましょう。

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