洋式トイレの便座の種類。便座は快適性・利便性・価格のバランスで選ぼう!@名古屋のリフォーム専門店エフォール

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

一見すると、同じような洋式トイレの便座ですが、実は3つの種類に分かれています。機能の必要・不必要に応じて選ぶことで、合理的な交換・リフォームが可能です。

知っておきたい洋式トイレの便座について解説します。

目次

洋式トイレの便座の種類

普通便座

電気を使わず、価格も安いのが普通便座です。故障もほとんどなく、長く使い続けることができます。

便座が冷たいともいわれますが、暖かい素材の便座カバーをつければ、ひんやり感は解消できます。温水洗浄が不要であれば、普通便座も選択肢に入れると良いでしょう。

また、普通便座には木製の便座もあり、取り入れるとトイレのインテリア性がUPします。木製の便座を使いたいために普通便座を選ぶケースもめずらしくありません。

暖房便座

冬場に便座カバーをつけなくても、便座が暖かい暖房便座。便座を暖かくする機能はありますが、温水洗浄はできません。

一日中通電していると電気代がかさむので、節電機能のある暖房便座を選ぶ、トイレ蓋を閉めるなどの工夫が必要です。

また、座ったときにだけ暖かくなる「瞬間暖房便座」もあります。電気代に無駄はないものの、製品価格は高い傾向にあります。

温水洗浄便座

暖房便座の機能に加え、お尻の洗浄やビデ機能を備えたものを温水洗浄便座といいます。

機能が増えるほど製品価格は高くなり、故障の頻度も増えると知っておきましょう。

一般的には「ウォシュレット」と呼ばれる傾向にありますが、ウォシュレットはTOTOの温水洗浄便座の商品名です。

LIXILは「シャワートイレ」、パナソニックは「ビューティー・トワレ」という商品名がそれぞれあります。

温水洗浄便座の仕組み

適した水温でお尻を洗う温水洗浄便座ですが、そのお湯をつくる仕組みには2種類あります。

貯湯式はヒーターでお湯をつくり、タンクに貯めておく仕組みです。製品の価格は安めですが、常時保温しているので電気代がかさみます。

また、短時間で連続して使用すると、お湯切れを起こして水温が下がってしまう点もデメリットです。

瞬間式はタンクがなく、使うときにお湯をつくる仕組みです。タンクがないので、便座の形状がスマートに見えます。

製品の価格は貯湯式と比べて高くなりますが、使用期間と電気代のランニングコスト込みで比較すると、必ずしも高いとはいえません。お湯を保温し続ける貯湯式と比べると、瞬間式は水を保温しておく必要がないので、電気代に無駄がないからです。

ご家族が多く、朝の連続使用を考慮するなら、お湯切れの心配のない瞬間式を検討すると良いでしょう。

温水洗浄便座のリモコンの種類

温水洗浄便座の操作をするリモコンには2種類あります。

便座の横に操作パネルがついているのが袖リモコンタイプ。価格が手頃で操作しやすいリモコンです。

リモコンが出っ張っているので、インテリア性や清掃性はやや劣ります。

また、ご家族に立って小便をする方がいる場合は、袖リモコンに飛び散りが付着するので、壁リモコンタイプの方がおすすめです。

壁リモコンタイプは、スッキリして見え、掃除もしやすいのがメリット。壁に取り付け穴をあけるので賃貸住宅には不向きですが、リモコンを好きな位置に取り付けできるので、使いやすいといえます。

先に紹介した瞬間式の温水洗浄便座は、袖リモコンタイプがなく、壁リモコンタイプ一択となるので注意しましょう。

温水洗浄便座はどんなトイレにもつけられる?

温水洗浄便座は、便器とタンクを組み合わせて設置している「組み合わせ型トイレ」、ロータンクと便器を組み合わせた「ワンピース型トイレ」に設置することができます。

壁のコーナー部に三角形のタンクが設置されている「隅付タンク式トイレ」にも設置可能ですが、給水管の長さに注意が必要です。給水管が短い場合は、ウォシュレット接続用分岐金具が必要に。フレキシブル管が必要になるケースもあります。隅付タンク式トイレの場合は事前に現地調査をしてもらいましょう。

洋式トイレの便座のサイズ

洋式トイレの便座のサイズは、エロンゲートサイズ(大型)とレギュラーサイズ(標準)に分かれます。

便座がどちらのタイプか判断するには、便座を外して便器のビス穴から便器先端までの長さを計ります。47cmであればエロンゲートサイズ、44cmであればレギュラーサイズです。

また、品番からどちらのタイプか判断することもできます。

トイレが狭い場合は、レギュラーサイズを選ぶことも有効ですが、現在はエロンゲートサイズが主流となっています。レギュラーサイズを希望する場合は、リフォーム会社に事前に伝えておきましょう。

まとめ

トイレ交換よりも頻度が高い便座の交換。便座について知っておくと、リフォームの選択肢が広がります。

便座の調子が悪いと感じたら、設置から数年であれば便座の交換を、10年以上経過していたらトイレリフォームを検討すると良いでしょう。

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