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少しでも広いお風呂にリフォームしたい!マンション向けユニットバスの魅力とは?
お風呂をリフォームするなら、少しでも広くしたいものですね。規約のあるマンションリフォームは思い通りにいかないこともありますが、マンションに特化したユニットバス製品も増えてきました。
マンションの浴室をリフォームで広くする方法をご紹介します。
ユニットバスの規格サイズ
ユニットバスは規格でサイズが決まっており、マンションでは「1620」や「1418」が主流の規格となっています。サイズの見方は、例えば「1620」であれば内寸160cm×200cmのユニットバスという読み方になります。
リフォームの際は、現在と同じ規格のユニットバスを入れ替えるのが基本の考え方です。しかし、リフォーム向け製品のサイズ展開が増え、マンション特有の事情に配慮した製品も登場し、リフォームで浴室を広くできるケースも増えてきました。
リフォームで浴室が広くなるケースはどんな時?
数十年前のユニットバスのサイズはバリエーションが少なく、空間に対して小さめのユニットバスが納められているケースもめずらしくありません。
そのため築年数が古い物件の場合は、小さいユニットバスが使われている可能性もあります。空間を最大限に生かせるサイズの製品を選べば、ユニットバスの交換だけで今より広い浴室を手に入れられるかもしれません。
洗面所と同時リフォームで浴室を広くする
戸建ての場合は増築したり、出窓をつくったり、物理的に浴室を広げる方法もあります。しかし、マンションの場合は建築構造に関わる部分を変えることはできません。マンションで変えられるのは構造に影響しない間仕切り壁だけです。
例えば、浴室リフォームの際に、あと1~2cm広げられれば、ワンサイズ上のユニットバスを入れられる……という場合。浴室と洗面所が隣接していれば、洗面所との間仕切り壁の厚みを薄くして、ワンサイズ上のユニットバスを入れるという方法もあります。
また、洗面所と浴室の同時リフォームであれば、既存の間仕切り壁を壊して、ユニットバスの寸法を優先。新たに間仕切り壁をつくり直すこともできるでしょう。
いずれも事前に管理組合の許可を取らなくてはなりませんが、マンションでも工夫次第で浴室を拡張できるケースはあります。
マンションリフォーム向けのユニットバスで無駄なく空間を使う
メーカーのユニットバス製品も日進月歩の開発を重ねています。マンションへ搬入しやすいサイズに分割した製品、施工時に問題が起きがちな点を解決した製品など、マンション向けに特化したユニットバスも開発されました。
LIXIL/リノビオV
デッドスペースを生かして浴室を広げる
ユニットバスの裏側には、配管のためのスペースを確保してあることがあります。いわばデッドスペースとなっているこの場所を、配管の形状を変えることで無駄なスペースを減らし、浴室を広げられるのがLIXILの「リノビオV」です。
5~10cmというとわずかな寸法に感じますが、浴槽を広げられるのは大きなメリット。入浴姿勢が変わると快適性も変わります。
また、リノビオVでは、膝を曲げて入浴する1200サイズの浴槽でもリラックスできるようにアームレストを設置。腕を置けると、横に体を広げられるので快適です。
視覚効果で広く見せる
リノビオVでは、視覚効果で浴室を広く見せる工夫もしています。
洗面器を置く浴室カウンターは一部だけを広くし、コンパクトな奥行きに。洗い場が狭く、カウンターを設置すると圧迫感が出る場合は、折り畳み式のカウンターを選ぶこともできます。
タカラスタンダード/ぴったりサイズシステムバス
2.5cm単位でサイズオーダーが可能
タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」はサイズ展開のバリエーションが魅力の製品です。最大で2450×1868mm、最小で1450×968mmのユニットバスを製作することができ、ピッチは2.5cm単位で調整可能。セミオーダーに対応できるユニットバスです。
柱や梁、あらゆる建築上の制約に対応
従来のユニットバスは柱や梁への対応が難しく、柱や梁を避けてサイズダウンせざるを得ないケースがほとんどでした。特に梁の場合、露出するのは上部だけ。そのために浴室全体をサイズダウンしなくてはならず、非常にもったいない納まりになっていました。
最新のユニットバスは柱や梁を浴室側に露出する代わりに、デッドスペースをつくりません。
また、「ぴったりサイズシステムバス」ではさらに勾配天井や低天井にも対応。専用部材や現地加工で対応することができます。
天井の裏側に換気扇を設置する場所がない場合は、壁付けの換気扇を設置可能。建築上のあらゆる制約に対応できるユニットバスです。
まとめ
梁や配管スペースなど、マンションならではの問題に対応できるマンション向けユニットバス。マンションの浴室をリフォームするのなら、ぜひ検討してみてください。