セクショナルキッチンとは？メリットやデメリット、システムキッチンとの違いを名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説！

2024年11月20日

キッチンのリフォームをお考えの方！セクショナルキッチンをご存知でしょうか？
安価でコンパクト、団地やアパートでよく見られるキッチンのことで、コンビネーションキッチン・キッチンセット・ブロックキッチンとも呼ばれています。

システムキッチンではないセクショナルキッチンにはどんな魅力があるのでしょう。
リフォームする場合に知っておきたいメリットやデメリットについて詳しく解説します。
システムキッチンとどちらを選ぶべきなのかも紹介しますので、キッチン選びの際はぜひご参考になさってください。

セクショナルキッチンとは？

セクショナルキッチンの「セクショナル」とは、「組み合わせ」という意味です。
流し台やコンロ台、吊戸棚などが単体で作られており、それらを並べてユニットとして使用するキッチンのことです。
部材それぞれが製品化されており、現場でキッチンを構成させます。
レストランなどに使われている業務用キッチンも一般的には独立したユニットを組み合わせているのでセクショナルキッチンと呼んでいます。

セクショナルキッチンにはどんなメリットやデメリットがあるのか、特徴を詳しく解説します。

セクショナルキッチンのメリット

セクショナルキッチンとは？メリットやデメリット、システムキッチンとの違いを名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説！ (2)

まずはセクショナルキッチンにどのような魅力があるのか、見ていきましょう。

部分的に交換できる

下台キャビネットを並べ、最後にカウンタートップをのせるシステムキッチンとは異なり、セクショナルキッチンはシンク付きの天板とキャビネットが一体型の形状になっています。
この点がセクショナルキッチンとシステムキッチンの大きな違いです。

コンロ台も同様のつくりで、コンロをのせる天板部分とキャビネットが一体型になっています。
そのため、不具合が起こった際には流し台だけなど、部分的に交換することが容易に可能です。
システムキッチンにはないメリットといえるでしょう。

価格が安い

セクショナルキッチンは、価格を抑えてリフォームしたい場合におすすめのキッチンです。
システムキッチンのリフォーム費用が100～200万円かかるのに比べ、セクショナルキッチンは数十万円でリフォームをすることができます。
本体の費用もそうですが、工事にかかる費用も比較的安価で、工事にかかる時間も短めです。

前述したように、不具合が起こった際は部分的な交換も可能なので「システムキッチンほどの機能は必要ないから費用を抑えたい」という方におすすめです。

キッチンスペースが狭くても施工できる

セクショナルキッチンは戸建て住宅の他、事務所やアパート、マンションといった賃貸住宅にも採用されています。
スペースが限られているような場所だとシステムキッチンが入りきらない、サイズが合わないということも少なくありません。
セクショナルキッチンはコンパクトな仕様になっているので、狭い場所でも施工可能です。
今までの間取りを活かしたい、できるだけキッチンを広々とさせたいという方にもおすすめです。

好きに組み合わせできる

セクショナルキッチンはそれぞれのパーツを組み合わせて作るため、設備を自由に決めることができます。
設備だけでなく、ユニットごとに色を変えることも可能なので「他の人と違うキッチンにしたい」「自分の好きな色を組み合わせたキッチンにしたい」という方にもおすすめです。
扉カラーも以前はアイボリー系か木目系ばかりでしたが、イエローやブルーを取り入れたシリーズも増えてきました。
汚れを落としやすいホーロー扉、内部がステンレス貼りで掃除がしやすいキャビネットの製品も登場しています。

また、キッチンスペースの形に合わせて配置ができるので、柱が邪魔で通常のキッチンが設置できないという場合にも向いています。

セクショナルキッチンのデメリット

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ビルトイン機器を搭載できない

セクショナルキッチンは単体キャビネットを並べているだけなので、ビルトイン機器を搭載することができません。
一部でガスコンロをビルトインできるタイプもありますが、基本的に加熱機器は据え置き型のみとなります。

オーブンや食洗機をどうしても設置したいという場合は、据え置き型になるので作業スペースを埋めることとなります。
機能的なキッチンを求める場合はシステムキッチンも見てみることをおすすめします。

汚れが溜まりやすい

設置する際は流し台・調理台・コンロ台と並べるだけなので、どうしても天板と天板の間にすき間ができてしまいます。
そのため、調味料やゴミがすき間に入りやすく、汚れが溜まりやすい・掃除がしにくいというデメリットがあります。
落とせない汚れは悪臭や害虫、腐食、サビに繋がるリスクが高くなります。
隙間なく、衛生面を重視されたい方には不向きかもしれません。

身長が高い方には不向き

セクショナルキッチンはキッチン間口や高さの自由度が低く、細かい間口調整はできません。
キッチン高さは80cmが基本の高さで、調整部材を用いて5cm高くすることができます。
80cmか85cmしか選べないので、身長が高い方には使いにくいかもしれません。

セクショナルキッチンとシステムキッチン、どちらを選べばいい？

新しいキッチンへリフォームする際、セクショナルキッチンとシステムキッチンのどちらを選べばいいのでしょうか。
リフォームの際、どちらを選ぶべきか迷った際は、ぜひ参考になさってください。

セクショナルキッチンにリフォームした方が良いケース

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まずは、どんな方にセクショナルキッチンが向いているのかを見ていきましょう。

キッチンに特にこだわりがない

「料理ができればいい」と必要最低限の機能を求める場合は、セクショナルキッチンを選ぶと良いでしょう。

システムキッチンのように機能が多くても、「そんなに使わない」という場合は付いていても意味がありません。
凝った料理を作らない、1人暮らしで料理に時間をかけないという方にはシンプルな方がいいかもしれません。

リビングや浴室などのリフォームに予算を回すというのもひとつの考え方です。

キッチンリフォームの費用を抑えたい

システムキッチンの方が本体の価格も工事にかかる費用も高くなります。
頻繁に料理をしない方にとって、キッチンに費用をかけるのはもったいないと感じるものです。

「キッチンのリフォームをしたいけど、そんなにグレードの高いものじゃなくて良い」という方、価格を重視したい方はセクショナルキッチンの方がいいかもしれません。

ただ、システムキッチンにも安価な製品もあるので、一度、比べてみるのもいいでしょう。

いろいろな組み合わせを楽しみたい

システムキッチンに比べ、セクショナルキッチンの方がさまざまなパーツを組み合わせることができるため、選択の自由度は高くなります。

「自分の好きな色と好きな色を組み合わせたキッチンにしたい」「部屋の雰囲気に合わせたい」「個性的なデザインにしたい」という方に向いています。

システムキッチンにリフォームした方が良いケース

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セクショナルキッチンより価格は高くなりますが、システムキッチンにもたくさんのメリットがあります。
どのような方に向いているか紹介します。

ビルトイン機器を搭載したい

システムキッチンはガスコンロ、IHヒーター、オーブン、食洗機……システムキッチンには様々な設備機器をビルトインで設置することができます。
カウンタートップで全てを覆ってしまうので、すき間ができず、スッキリとしたキッチンになるのも大きなメリットです。
料理をすることが好き、効率良く家事をしたい、機能的なキッチンを求める方はシステムキッチンを選ぶと良いでしょう。