2人以上でも使いやすいキッチンのポイント。家族と友人と料理を楽しもう！＠名古屋のリフォーム専門店エフォール

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

近年では共働きの家庭が増え、キッチンを2人以上で囲んで料理をする光景もめずらしくなくなりました。

ところが一般的なキッチンを複数人で使おうとすると、使いにくいと感じることがあります。

この記事では2人以上でも快適に使えるキッチンのコツをご紹介します。

2人以上でも使いやすいキッチンの条件

キッチンを複数人で使うには、通路幅やレイアウトなど一定の条件をクリアしている必要があります。

すれ違いできる通路幅

キッチンに人が立っている場合、他の人が作業を手伝ったり、冷蔵庫の物を取ったりするには互いがぶつからない程度の通路幅を確保しなくてはなりません。

1人で調理するだけなら90cm前後の通路幅で問題ありませんが、2人以上でぶつからないように作業するには110～125cm程度の通路幅が必要になります。

ただし、1人で調理する場合、通路幅110～125cmでは動線が長すぎて使いづらいと感じることも。1人でキッチンを使う頻度が高ければ、動線の長さも考慮して通路幅を決める必要があります。

基本的には回遊型キッチンがおすすめ

複数人でキッチンを使うことが多いのなら、基本的には「回遊型」のキッチンがおすすめです。

回遊型のキッチンとは「行き止まり」がないレイアウトのこと。シンク側もコンロ側も壁に接しておらず、ぐるぐるとキッチンの周囲を回ることができます。アイランドキッチンがその代表格と言えるものです。

回遊型のキッチンであれば、シンクで誰かが洗い物をしていても、コンロ側からキッチンに入れます。

出入口が2か所になることで、すれ違いを考慮した通路幅でなくてもスムーズにキッチンに出入りできるのです。

ただし、ゲストを多く招いたり、家族全員でキッチンを囲んだりする場合は、アイランドキッチンであっても通路幅を広く設定した方が良いでしょう。

また、小さなお子さんがいるご家庭では、出入りがしやすい回遊型のキッチンは危険が伴うこともあります。

お子さんの年齢や状況によっては回遊型キッチンが適さないケースもあると知っておきましょう。

2人以上でも使いやすいキッチンのレイアウト

複数人で使いやすいキッチンレイアウトには以下のような種類があります。

アイランド型キッチン

前述の通り、シンク側にもコンロ側にも壁に接する箇所が一切ないキッチンをアイランドキッチンと言います。

出入りしやすく開放的な点がメリットである一方、散らかった状態や雑然とした様子が丸見えになってしまう点がデメリットです。

二列型キッチン

カウンターが二列に分かれ、シンクとコンロのカウンターが別々になっているキッチンを二列型キッチンと言います。

シンクをのせたカウンターをアイランド型、コンロとレンジフードを壁付け型キッチンでレイアウトするパターンが定番です。

アイランドカウンターがある二列型キッチンも、回遊型キッチンの種類に入ります。

アイランドキッチンのレンジフードは天井吊りで存在感のあるものとなりますが、二列型キッチンのレンジフードは壁側になるので、よりスッキリとした印象になります。

2人以上でも使いやすいキッチンのポイント

複数人で使いやすいキッチンには、レイアウトや通路幅以外にもポイントがあります。

調理台・作業スペースの広さ

キッチンで作業する場所はシンクやコンロばかりではありません。むしろ、キッチンに立つ人数に適した調理スペースの広さの方が重要とも言えるのです。

食材を切ったり混ぜたり、完成した料理を皿に盛りつけたり、調理台として使えるスペースが広いほど、複数人での作業がしやすくなります。

また、シンクが一番端にあるよりは、左右に作業スペースがあるレイアウトの方がおすすめです。洗い物のサポートや食後の片付けがしやすく、コンロの場合も両側に鍋が置けるスペースがあると重宝します。

アイランドキッチンの場合は左右に通路幅が必要になるので、調理台を広く取るのは難しいこともあります。その場合は、バックカウンターを配置するなどして作業スペースをしっかり確保しましょう。

収納量は多めに確保する

料理をする人が2人以上になると、キッチンツールも多くなる傾向にあります。

特に包丁は料理のしやすさを左右する道具。マイ包丁や子ども用包丁など、数本を収納できるようにしておきましょう。

他にも100均や通販で便利そうなキッチンツールを見かければ試したくなってしまうもの。取捨選択は必要ですが、一定量しまえる収納があると便利です。

多忙でまとめ買いをよくするご家庭は、食材専用のパントリーがあると重宝します。間口が狭くても、床から天井まである収納ならたっぷり収納できます。

調理家電を置くスペース・コンセント

家事時短のために調理家電を多く保有しているご家庭も多いのではないでしょうか。

調理家電を置くスペースやコンセントは余裕を持って計画しましょう。便利家電は増えやすいので、コンセントは多いくらいで丁度よいかもしれません。

コンセントは数だけでなく、容量もオーバーしないように計画するのがポイントです。

まとめ

2人以上でも使いやすいキッチンのポイントは、動線が混乱しないように整理すること。キッチンレイアウト、通路幅の設定が重要です。

次に作業台の広さ、収納やコンセントの数など細かい使い勝手を決めていくと良いでしょう。