生ごみ処理を簡単にしてくれるディスポーザー。キッチンに後付けはできる?名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説します!

ディスポーザー

こんにちは!名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

ディスポーザーとは排水口に取り付けた機械で生ごみを粉砕する設備のことです。そのまま生ごみを排水と一緒に流すことができ、使い始めると手放せなくなるアイテムといわれています。
近年人気が高まり、新築の分譲マンションに備えられていることもめずらしくありません。では、リフォームや後付けで設置することはできるのでしょうか。

目次

ディスポーザーの設置には許可が必要

まず、確認しなければいけないことは、お住まいの自治体がディスポーザーの設置を許可しているかどうかです。
次にマンションの管理組合の規約を確認。ディスポーザーの設置が可能か確認をします。

粉砕した生ごみを排水管に流すということは、配管のつまりや周囲の河川が汚染される可能性があるということ。適切なディスポーザーの選定と設置が行われるよう、申請が必要となっています。

マンションに後付けできるディスポーザーは「機械処理タイプ」

ディスポーザーは「排水処理部」で生ごみと水を分離し、水だけを排水する仕組みになっています。できるだけ下水を汚さないように配慮されたシステムです。

排水処理の方法は2つあり、生物処理タイプと機械処理タイプに分かれます。生物処理タイプは大規模な「処理槽」が必要なため、後付けやリフォームには適しません。

マンションリフォームで設置できる可能性があるのは「機械処理タイプ」のディスポーザーです。もちろん、機械処理タイプのディスポーザーも事前の設置許可が必要になります。

また、「単体ディスポーザー」というものがありますが、こちらは生ごみを分離しないタイプ。下水道を汚すため、ほとんどの自治体で設置を認めていません。

後付けでディスポーザーを設置する際の注意点

自治体の許可もマンションの許可も下りれば、ディスポーザー設置の検討段階に入ることができます。キッチン設計の上での注意点を解説します。
また、水漏れや感電を防ぐためにもDIYによる設置は避け、業者へ依頼するのが無難です。自治体で指定の工事業者が定められている場合もあるのでその点も確認しておきましょう。

シンク下の収納は扉タイプを選ぶ

後付け可能なディスポーザーは「機械処理タイプ」ですが、生ごみを排水しない代わりにシンク下の収納内部に排水処理装置を設置します。

排水口に取り付けたディスポーザーで生ごみを粉砕したあと、シンク内に設置した排水処理装置で生ごみをヒーターで乾燥させます。乾燥ごみを捨てる頻度は1~2か月に1度程度です。

この排水処理装置が大きな機械のため、シンク下収納はスライド収納にすることができません。基本的に観音開きで中がフリースペースになっている収納を選びましょう。

新設電源が必要

ディスポーザーを使用するにあたって、シンク下収納内部に電源の設置が必要です。
水漏れによる感電リスクを避けるためにも、給排水から離れた側板や背板などにアース付きのコンセントをしっかりと固定してもらいましょう。

排水口サイズを確認

排水口は日本の標準規格である直径18cmで正円形のものを選んでください。
メーカーによっては特殊な排水口をシステムキッチンに採用している場合もあるので注意しましょう。

排水管は塩ビ管

ディスポーザーの設置に限らず、マンションの排水管は高圧洗浄に対応できる「塩ビ管」で施工が必要です。ジャバラホースの排水管はマンションでは基本的にNGと覚えておきましょう。

まとめ

ディスポーザーが設置できない場合は「生ごみ処理機」という選択肢もあります。下水に影響を与えず、単独した電化製品のため設置に許可は必要ありません。
微生物の力で生ごみを分解するタイプ、生ごみの水分を蒸発させるタイプなどがあり、「生ごみ処理機」なら好きな場所に設置することができます。

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