水回りリフォーム3点・4点セットはお得？費用相場と注意点を名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説！

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

身近な住宅設備と言えば「キッチン・お風呂・洗面化粧台・トイレ」などの水回り設備ではないでしょうか。この4点をハイグレードにすれば、暮らしの快適さが一気にアップします。

しかし、住宅設備の中でも水回りの設備は高額で、最高級のものばかりそろえるわけにはいかないでしょう。急に壊れた場合はたちまち困りますので、じっくり選んでいる時間がないケースも少なくありません。

そんなとき役立つのが、水回りのパッケージリフォームです。あらかじめリフォーム業者が安くて使いやすい商品を選んでくれていますので、短期間でリーズナブルにリフォームできます。

本稿では、水回りパッケージリフォームの費用相場や注意点をご紹介します。水回りの設備をまとめて交換したいとご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

水回りリフォーム3点・4点セットの費用相場

さっそく、水回りリフォームでよくある3点セットや4点セットの費用相場をご紹介しましょう。

ちなみに「水回り」とは家の中で水を使う場所のことで、水回り設備とは「キッチン・お風呂・洗面化粧台・トイレ」を指します。

この水回りのリフォームを得意とする業者の中には、設備の4点セットや3点セットをつくり、パッケージリフォームにして提供している会社があります。

一般的にパッケージリフォームは、それぞれ別々にリフォームするより安くなります。

4点セットの費用相場

水回りリフォームの4点セットは、キッチン・お風呂・洗面化粧台・トイレをまとめてリフォームできるセットです。住宅設備はどれも10年程度使うと不具合が出始めますので、新築から10～15年目くらいのご家庭に人気のセットです。

4点セットの相場は、おおよそ「90～450万円」くらいで、かなり幅があります。どの設備メーカー（TOTOやLIXILなど）も各設備に複数のグレードを設けていて、グレードにより価格が大きく変わるのです。

ちなみに、グレードによって機能性やデザイン、掃除のしやすさなどが変わります。一般的に、高価格帯の設備ほど機能的でおしゃれ、かつ掃除もしやすくなっています。

他にも、以下の2点にご留意ください。

• 特定のメーカーに限定すると高くなる傾向がある
• ユニットバスは、一般的に浴室のサイズが大きくなるほど高額になる

パッケージリフォームは、メーカーごちゃまぜのほうが安くなる傾向があります。たとえば、4点すべてTOTOのセットより「キッチンはクリナップ、お風呂はTOTO、トイレはパナソニック」のようにバラバラのセットのほうがリーズナブルに工事できるケースが多いでしょう。

また、お風呂でよく使われる「ユニットバス」は、一般的に大きくなるほど高くなります。ユニットバスのサイズは、面積の内法寸法を表わす独特の呼称がありますので、ご紹介しておきましょう。

• 1216 (いちにいちろく)：120cm×160cm (0.75坪タイプ)
• 1616 (いちろくいちろく)：160cm×160cm (1坪タイプ)
• 1618 (いちろくいちはち)：160cm×180cm (1.25坪タイプ)

ほとんどのパッケージリフォームは、メーカーや住設のサイズが最初から決まっています。ですから、あなたのご要望や設置場所の寸法に合うかよく確認してからご発注ください。

3点セットの費用相場

3点セットのセット内容は、リフォーム業者によって異なります。ただし、どの業者も「お風呂」が入っているケースが多いように感じます。

その理由は、お風呂は給湯器や洗面化粧台とも関連してくるので、他のリフォームにつながりやすいからではないかと思います。水回りリフォームの市場規模も、キッチンとお風呂が他の設備より大きい傾向があります。

よって、本稿ではお風呂を含む3点セットのリフォーム費用の相場をご紹介します。

お風呂・キッチン・洗面化粧台のセット

「お風呂・キッチン・洗面化粧台」セットのリフォーム費用の相場は、おおよそ「80～400万円」です。水回り設備の中ではキッチンとお風呂の価格が高く、かつバリエーションが豊富ですので、相場の幅が広くなっています。

お風呂・キッチン・トイレのセット

「お風呂・キッチン・トイレ」セットのリフォーム費用の相場は、おおよそ「70～400万円」です。トイレも、キッチンやお風呂にまけないくらいバリエーションが豊富ですので、相場の幅が広くなります。

お風呂・洗面化粧台・トイレのセット

「お風呂・洗面化粧台・トイレ」セットのリフォーム費用の相場は、おおよそ「60～350万円」です。キッチンがなくなると、ややコストが下がります。

なお、リフォーム業者によっては「お風呂・洗面化粧台・給湯器」のセットを用意しているところも少なくありません。給湯器もおおよそ10年が設計上の耐用年数になっていますので、お風呂と同じサイクルで交換される方が多いのです。

水回りリフォームのパック商品が格安になる理由

水回りのパッケージリフォームを使う最大のメリットは、価格が安くなることでしょう。でも、なぜでしょうか。

その理由を、3つご紹介します。

1、大量発注等で水回り設備の仕入れ価格が安くなっている

パッケージリフォームで使われる水回り設備は、一般の仕入れより安く納入されています。リフォーム業者が、量をまとめて発注することで卸価格を下げてもらっているのです。

メーカーも、たくさん出回ればシェア獲得につながります。年間の総リフォーム数は限られていますので、販売実績の多い施工会社に優遇価格で卸すことで、販売数を取りにいけます。

パッケージリフォームは、消費者にも根強い需要があります。突然水回りの設備が故障するとたちまち困りますので、商品選びや打ち合わせに時間をかけず、できるだけ早く・安く取り換えたい方が少なくないのです。

このように3者の思惑が一致しますので、水回りのパッケージリフォームはリーズナブルな価格で流通しているのです。

2、まとめて工事するので工事費が安くなる

パッケージリフォームは、1度に1箇所ずつリフォームするより総工事日数を少なくできます。その結果、リフォーム業者は人件費等を抑えられますので、工事代金を下げることができます。

何度も何度も時期を変えて工事する場合、その度に養生（建物等を破損しないようにカバーする作業）や搬入が必要になります。職人も、何度も現場に足を運ばねばならず、移動にかかる費用がかさみます。

一度に複数箇所のリフォームを同時におこなうと、そのような現場資材や職人を手配する費用も抑えられるのです。

3、リフォーム内容が決まっているので打ち合わせコストが下がる

あらかじめ工事内容が決まっているパッケージリフォームは、打ち合わせのコストも削減できます。

水回り設備の仕様が決まっていると、細かい打ち合わせをする必要がなくなります。複数箇所の設備をまとめてリフォームすると、何度も打ち合わせする必要もなくなります。

リフォーム業者は、どのお施主様（工事依頼者）にも同じ説明をすれば済みますので、都度設備の勉強や情報収集をしなくて済みます。工事慣れしますので、トラブルが起こりにくく、その対応コストも相当に低くなります。

水回りリフォームのパック商品を使う際の注意点

最後に、水回りリフォームのパック商品を使う際の注意点をご紹介します。

追加費用が発生しないか確認する

もっとも気をつけていただきたいのが、追加費用です。パッケージリフォームの料金表に「コミコミ」と書いてあっても、どこまで込みなのか分かりません。

一般的には、コミコミ価格には製品代と通常想定しうる施工の代金くらいしか含まれていません。イレギュラーな問題の解決に必要な費用は入っていないのです。

とくに、お風呂は湿気がいろいろな悪さをしますので注意が必要です。もしも、以下が見つかったら、その修繕費はどうなるのか確認しておきましょう。

• 給排水管の劣化
• 構造の腐朽
• シロアリの食害
• 断熱材のカビ被害

上述のトラブルは、いずれも壁や床を破壊して見てみないと分かりません。しかし、たまにあるトラブルですので、前もって業者の対応方針と追加費用の有無を聞いておくと安心です。

他にも、廃材処分費と諸経費が別途になっているケースもあります。ご注意ください。

できるだけ既存の設備と同サイズのものを選ぶ

パッケージ商品は、あらかじめ各設備の寸法が決まっています。一般的には、業者が選定している設備以外のものに変更できませんので、希望するサイズかよくご確認ください。

できるだけ、現在ご利用中の設備と同じサイズのものを導入されるとよいでしょう。パッケージリフォームの設備が既存のものより大きい場合は、物理的に収まらず交換できません。

パッケージリフォームの設備が既存のものより小さくなる場合は、床や壁などの補修が必要になります。たとえば、現在「2550mm」のキッチンをご利用中で「2400mm」のキッチンに交換される場合、短くなった部分の床の補修が必要です。

マンションは規格や管理組合規約に注意

マンションによっては、マンション用の水回り設備しか使えない場合がありますので、ご注意ください。

たとえば、マンションは床下が浅く階高が低いですので、マンション用のユニットバスは戸建て用に比べて高さが短くなっています。

トイレも、一部のマンションでは壁排水になっています (ほとんどのトイレは、床排水)。便器の後方から後ろの壁に向かって太い排水管が通っている場合は壁排水ですので、対応可能な商品を選ぶ必要があります。

なお、マンションによってはリフォームに関する規約を設けている場合があります。水回りリフォームに関連するものが規定されているかもしれませんので、ご一読されることをおすすめします。

【まとめ】水回りのリフォーム3点・4点セットを利用する際は相見積もりがおすすめ

パッケージリフォームは、各業者によって利用する設備が異なります。価格や提案内容も違います。ですから、できれば3社程度に見積もりを依頼して、比較検討していただくとよいでしょう。

まれに悪質な業者もいますので、ご注意ください。見分けるためにも相見積もりが有効です。「今日中に発注してくれたら割引します」のような勧誘で相見積もりさせない業者は、おすすめしません。

すべての業者に当てはまるわけではありませんが、訪問販売業者はトラブルが多い傾向があります。「火災保険の保険金でリフォームできる」と勧誘してくる場合は、詐欺の可能性が高いでしょう。

これまでの水回りリフォームの実績も、ご確認いただくとよいでしょう。担当者から誠実さや責任感が感じられるか、相談しやすいか等もチェックしてください。

弊社では、メーカーをそろえた水回り設備のセットを、リーズナブルな価格でご提供しています。「パッケージリフォームに興味があるけど、ちょっとメーカーにもこだわりたい」という方は、ぜひこちらをご覧ください。 》

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