受付9:00〜18:00 土日祝も対応中!
水回りの床材にぴったりのコルクタイル。知られざる魅力を名古屋のリフォーム専門店エフォールがご紹介
こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです!
「コルクタイル」という建材をご存知でしょうか。
コルクと言えば「コルクボード」のイメージが強いですが、タイル状に成型し表面加工を施したコルクタイルは水回りに最適な床材です。
コルクが持つ意外な魅力、床材として使うメリットなどについてご紹介します。
コルクとは?
コルクボードやワインの栓として見かけることの多い「コルク」。
コルクはコルク樫という木の樹皮を採取、乾燥してつくります。
木そのものを伐採せず樹皮だけを使い、樹皮は再生が可能。一本のコルク樫から15回以上採取できると言われています。樹皮再生の過程ではCO2を吸収。環境に優しくエコロジーな素材と言えるでしょう。
コルクタイルは採取した樹皮をチップ状に粉砕し、加圧接着して成型したもの。建材として使うためには、用途に合わせてワックスやウレタン等を塗布し、耐久性を付与します。
コルクタイルを水回りに使うメリット
コルクタイルには、水回りの床材に使いやすいメリットが多くあります。
弾力性と耐衝撃性
気泡を含むコルクタイルは弾力性のある素材です。
小さい子どもや高齢者のいるご家庭では家庭内の転倒事故が心配ですが、コルクタイルは転んだときの衝撃をやわらげてくれます。
また、衝撃音を吸収する効果もあるので、マンションの水回りではおすすめの床材と言えるでしょう。
ただし、コンクリートと床材の間に防振脚がない場合は「直貼り工法」と呼ばれる工法です。コンクリートとコルクタイルの間に遮音材が必要になるので注意しましょう。
滑りにくい
コルクの持つ弾力性は滑りにくいという性質にもつながります。
素足はもちろんのこと、スリッパや靴下でもフローリングと比べると滑りにくい素材と言えるでしょう。
また、コルクタイルは足触りが良いので、夏でもフローリングのようにぺたぺたと張り付くような感覚がありません。断熱性もあるので、冬でもフローリングほどの冷たさにはならないでしょう。
水に強い
少し意外かもしれませんが、コルクタイルは水に強い床材です。
吸水性が低く、吸水しても蒸発するのが早い特長を持っています。耐水性があることから、水回りの床材に適している素材です。
燃えにくい
もうひとつ意外なのが、コルクタイルは火にも強いということ。コルクは燃えると「炭化」するという特長があります。
炭化することによって膨張し、空気の流れを遮断。火が燃え広がることを防ぐと言われています。
コルクタイルを水回りに使うデメリット
コルクタイルのメリットを裏返すと、いくつかのデメリットにつながります。後悔のないように知っておきましょう。
紫外線によって退色する
コルクタイルの欠点は紫外線を受けると、だんだんと色が褪せてしまうことです。
日当たりのよい部屋で使用すると、日光が当たる場所は退色し、当たらない場所はそのままの色ということが起きてしまいます。日光が当たる場所での使用は注意が必要です。
ただし色が褪せたとしても、コルクタイルのメリットが失われることはありません。
このような点からも、キッチンや洗面、トイレなどの日光が比較的当たらない水回りでの使用がおすすめです。
傷がつきやすい、跡が残りやすい
コルクタイルはやわらかい素材であるため、どうしても傷がつきやすいという欠点があります。
また、重さのある家具を置くと、跡が残ってしまうことも。傷や家具の跡はもとに戻すことができないので注意しましょう。
コルクタイルおすすめの場所
コルクタイルを使う場所として、特におすすめの場所をご紹介します。
キッチン
長時間立って作業するキッチン。コルクタイルの床材はクッション性があるので、疲労をやわらげてくれます。
クッション性と耐水性があることから、キッチンマットを敷かなくても快適。濡れたり汚れたりしても、固く絞った雑巾で拭けば十分です。
耐衝撃性があるので、お皿を落としても割れにくいというメリットもあります。
浴室
コルクタイルの特長を発揮できる場所として、意外かもしれませんが浴室も挙げられます。
滑りにくい、保温性がある、ひんやりしない、これらの特長は浴室の床材としてぴったりです。既設のタイルの上から施工できるコルクタイルもあります。
洗面所・脱衣所
素足で歩くことの多い洗面所や脱衣所にも、足触りのよいコルクタイルがおすすめです。
洗面所に使われることの多いクッションフロアは、入浴後の湿った足で濡れてしまいますが、コルクタイルなら多少濡れても蒸発が早いので拭き取りの必要がありません。
まとめ
人にも環境にも優しいコルク。滑りにくく、衝撃をやわらげてくれる点は床材としては大きなメリットです。水や火にも強いという点も心強いですね。水回りリフォームの際に取り入れてみてはいかがでしょうか。