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横並びダイニングにするためのキッチンの間取りとは?名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説!
名古屋のリフォーム専門店エフォールです。
キッチンリフォームの際には、壁付けキッチンや対面キッチンなど、キッチンのタイプに加え、希望のキッチンに合う、使いやすい間取りにする必要もあります。中には、間取りをキッチンに合わせるのではなく、やりたい間取りに合わせてキッチンのタイプを決めたり、オーダーメイドキッチンや家具を取り入れたりするという場合もあります。そんなダイニングキッチンの間取りとして人気が高まっているのが、横並びダイニングです。
『横並びダイニング』という呼び方が一般的に使われだしているほど、人気になってきていますが、どんなメリットがあって、どのように取り入れることが出来るのでしょうか?
1. 人気の横並びダイニングを取り入れるメリットとは?
そもそも横並びダイニングとは、どのような間取りのことを指しているのでしょうか?メリットやデメリットはどんな点でしょうか?
■横並びダイニングとは?
横並びダイニングとは、キッチンに対して対面する位置ではなく、横並びにダイニングテーブルを配置する間取りのことです。一般的に、キッチンの奥行きと同じ幅、もしくはそれ以上の幅のダイニングテーブルを横並びで置くため、キッチンの天板がつながったような横長のダイニングキッチンスペースになります。
■横並びダイニングのメリット&デメリット
〇横並びダイニングにするメリット
・ダイニングテーブルを家事スペースとして使いやすい
家事の中心となるキッチンの横にダイニングテーブルがあるため、アイロンをかけたり家計簿を付けたり、家事スペースとして使えます。
・家事がしやすい
キッチンで作った料理をすぐにテーブルに運ぶことや食事の後片付けも導線が短くて便利です。1週間のストック料理を一気に作る方は特に、沢山の料理を冷めるまで並べて置いておくスペースとしてダイニングテーブルを使え、冷蔵庫に片づける作業も、キッチンが近いので便利です。子供たちや家族に調理を手伝ってもらいやすいというメリットもあります。
・カウンター兼ダイニングテーブルにして統一感アップ
横並びダイニングにする際のキッチンの多くは対面キッチンです。ダイニングテーブルをキッチンに合わせて造作することも多く、キッチン対面のカウンターとテーブルをつなげて、両方の目的で使えるようにすることで、空間に統一感が出ます。キッチンの天板に高さを合わせるなら、凹凸のない、スッキリと片付いた空間にすることも出来ます。
〇横並びダイニングにするデメリット
・導線が長くなる
キッチンをメインで考えると導線が短くなり、家事がしやすいかもしれませんが、キッチン以外の場所に行こうとすると、ダイニングテーブルをぐるりと回る必要があるので、導線が長くなってしまいます。
・ダイニングテーブル・模様替えの選択肢が少ない
横並びの間取りにするために、横長の長方形の空間にするため、家具の配置場所が限られてしまいます。通路幅を確保しておくため、テーブルのサイズや向きが変えられなかったり、食器棚や他の家具を置けなかったりして、模様替えの選択肢が少なくなる可能性が高くなります。
さらに、キッチンとのバランスを考えると、ダイニングテーブルの幅やカタチが限られてしまいます。市販の物ではピッタリ合うものがなく造作する場合、気軽に買い替えできないというデメリットもあります。
・ダイニングキッチンに長方形の空間が必要
対面キッチンであるにも関わらず、部屋としては、キッチンの前ではなく、横の空間が必要になります。キッチンとダイニングテーブルにプラス通路分の長さが必要になるので、長方形の空間が必要となり、マンションリフォームやリノベーションなど限られた空間では、他の部屋との間取りの配置が難しく感じるかもしれません。
2.横並びダイニングにする際の注意点
デメリットを既に理解していると、リフォームやリノベーションで横並びダイニングを取り入れる際に、出来るだけ使いやすいように意識してプランニングすることが可能になります。どんな点に注意すると良いのでしょうか?
■回遊できる横並びダイニングで導線をスムーズに!
キッチンを片面が壁に設置しているペニンシュラ型ではなく、回遊できるアイランドキッチンを採用することで、ダイニングテーブル側からだけでなく、キッチン側からも他の部屋に通りぬけやすくなり、導線が長くなることを防げます。
他にも、ペニンシュラ型のキッチンであっても、ダイニング側と反対側に洗面脱衣室やランドリールームなどの水回り空間を隣接させ、扉を設けてキッチン側から出入り出来るようにすることで、水回り全体を回遊できる間取りになり、導線が短くなるだけでなく、家事がしやすい間取りになって便利です。
■通路幅や導線を確認する!
キッチンやダイニングテーブの配置ばかり気をとられて、十分な通路幅が確保できていなかったという失敗例があります。横並びダイニングでは、キッチンからダイニングテーブルの横、座っている人の後ろを通り抜ける導線になります。そのためテーブルの幅だけではなく、イスに座った場合、どれだけ通路が狭まるかを確認したうえで、十分な幅を確保しておく必要があります。
ダイニングテーブル側に食器棚や収納がある場合は、引き出しや扉の開閉に問題ないか、冷蔵庫をどの位置に置いて、導線の邪魔にならないかなどの確認も重要です。横並びダイニングは家事がしやすい位置になる反面、家族がリラックスする空間も近くなるので、通路幅や導線をよく確認して、家事をする人だけでなく、誰にとっても使いやすく居やすいダイニングキッチンを意識しましょう。
3. まとめ
対面キッチンの横並びにダイニングテーブルを置く、横並びダイニングはダイニングキッチンの間取りとして人気になっています。キッチンに近く家事スペースを確保しやすいことや、キッチンと繋がるスッキリとしたテーブルで空間を広く見せるメリットがあります。しかし、その一方で他の部屋への導線が長くなってしまうことや、テーブルのサイズや配置が限られてしまうというデメリットもあります。横並びダイニングを回遊できる導線にいしたり、通路幅を十分に確保した配置にしたりして、デメリットを軽減することで、さらに使いやすくすることを意識しましょう。
水回りリフォームをする際には、家事をする人に注目されがちですが、ダイニングやリビングでくつろぐ人にも、居心地の良い空間になるように意識することも大切です。