家事導線が良くなるだけじゃない!子育て世帯に便利な回遊導線を名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説!

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

リノベーションで間取りを考える際に、意識したい点として導線があります。導線が良いと、家事がラクになったり、家族との会話が増えたり、インテリアの見え方も変わってきます。その中でも、家事導線が良くなるという理由から、水回りを中心に取り入れられることが多いのが回遊導線です。しかし、水回り以外にも、様々な部分で取り入れることが出来ます。

特に子育て世帯に人気の理由や、リノベーションで回遊導線をどのように取り入れることが出来るのか、注意点とともにご紹介したいと思います。

目次

1.回遊導線は子育て世帯の間取りにピッタリ!

そもそも回遊導線とは、どのような導線のことなのでしょうか?子育て世帯に便利な理由は、どんなところにあるのでしょうか?

■回遊導線とは?

回遊という言葉からも分かるように、行き止まりのない、ぐるりと回れる導線のことを回遊導線と言います。

キッチンと洗面脱衣所、廊下をつなぐなど、複数の部屋通って回遊する導線もあれば、アイランドキッチンやダイニングテーブル、壁掛けテレビを設置した壁など、物や壁といった狭い範囲を回遊できる導線など、回遊導線には、様々な間取りがあります。

■回遊導線は子育て世帯にピッタリ!

回遊導線は、キッチンと洗面脱衣所や、家事室などを回遊できるようにしておくことで、家事導線を短くすることが出来るため、家事に便利な導線として取り入れる方が増えています。しかし、その他にも特に子育て世帯には下記の理由を中心に人気の導線になっています。

・水回りや玄関まわりの家族の渋滞を防げる

朝の通学・通勤の時間は特に、準備や家事で水回りや玄関まわりが渋滞しやすくなります。しかし、通り抜ける場所が一か所でなければ、渋滞を防ぐことが出来て便利です。

・子どもたちが家の中を楽しんで過ごせる

回遊導線は幼い子供たちにとっても、グルグル回ったり隠れたり、楽しさがあり人気です。

・家族の気配を感じコミュニケーションしやすい

どこからでも行き来できる回遊導線は、壁が少なくオープンな空間になるので、家族の気配を感じ、顔を合わせやすくコミュニケーションしやすいというメリットもあります。

2.回遊導線をリノベーションで上手に取り入れる方法

回遊導線は上手く取り入れなければ、間取りがごちゃごちゃして使い辛くなってしまう可能性もあります。リノベーションの際に、間取りに取り入れるためには、どんな点に注意すべきでしょうか?また、どのように取り入れることが出来るでしょうか?

■回遊導線のデメリットも考慮して上手く配置する

回遊導線があるから絶対に便利になるとは限らないことを覚えておきましょう。比較的コンパクトなスペースでは、回遊導線がなくても間取りや家具の配置次第で便利になることもあります。回遊導線によって、どれだけメリットが生まれるか、デメリットと比較しながら検討しましょう。そして、デメリットを軽減する方法があるなら、回遊導線を設けても、メリット部分を最大限に活かすことが出来るかもしれません。

例えば、下記のデメリットがあるので注意が必要です。

・通路幅を確保するために、居住スペースが減る

場合によっては、通路が二倍必要になるため、通路を優先させてしまうと、リビングやダイニングといった居住スぺースが狭くなってしまう可能性があります。導線が短くなってもリラックスできるスペースが狭くなってしまっては意味がありません。まずは、必要な部屋の広さが確保できているかを確認したうえで、回遊導線のための通路幅がとれるかを確認しましょう。回遊導線用の通路を作るのではなく、部屋を通り抜けるようにすることでも、居住スペースを狭めることを防げるかもしれません。

・家具を置く場所が減る

通路にすることで壁が減るので、家具を置くスペースが無くなって後悔したという方もいらっしゃいます。家具が置けても、引き出しやドアが開け辛くなったり、人が通る度にイスを引かなければいけなくなったりした、というケースもあります。回遊導線を設けるために、家具を離れた場所に置いてしまい、結局、家事導線が長くなってしまうのでは、本末転倒なので、リノベーションの際には家具の配置も確認しながら間取りを決めましょう。

・ドアの数が増えるためリノベーション費用が高くなる

通路や出入りする場所が増えるということは、その分ドアも増えるということでもあります。建具代はリフォームやリノベーションで費用がかかると言われるもののひとつで、費用を抑えるためにドアを減らすこともあります。ドアを設けずに、オープンな出入口にするなどの対策を考えてみましょう。しかし、その分、冷暖房の効きが悪くなるという問題点もあるので、断熱性を上げたり、風通しが良い間取りにしたり工夫が必要かもしれません。

■子どももペットも楽しめる回遊できる導線

導線が短くなるメリット以外にも、回遊できる導線は、子どもたちやペットが家の中でも楽しんで暮らせるというメリットもあります。

例えば、部屋の内側に回遊導線を設ける以外にも、家の外側に廊下や土間スペースを作って、家を囲うように回遊できる導線を作ることが出来ます。この導線は、昔ながらの縁側のあるような家の間取りになって、家中を自由に行けることで、子どもたちやペットに人気です。室内の内側に作る回遊導線は、通路としての役割が強くなってしまいますが、家を囲む外側の回遊導線は、インナーテラス的な役割も果たしてくれるため、遊ぶためのスペースをあえて作らなくとも、子どもたちにとっての遊び場や家族にとっての憩いのスペースとして使える便利さもあります。

回遊する場所を、生活の便利さだけでなく、デザインのアクセントや子どもたちにとってウキウキするためのものとして取り入れることはおススメです。回遊導線を一か所だけでなく、数か所設けることもできます。目的や用途、優先順位を考えることで、どこを中心に回遊すれば良いかが分かりやすくなります。

3. まとめ

家事導線を短くすることが出来るため、水回りを中心に回遊導線を取り入れる間取りが増えています。回遊導線は、取り入れる場所によって、家での渋滞を防いだり、子供たちが楽しんだり、コミュニケーションが増えたりと、子育て世帯にピッタリの間取りになります。便利にしたい場所、目的を考えて、デメリットと比較しながら、回遊導線を取り入れた間取りを考えてみましょう。

子供たちや家族にとって暮らしやすい間取りにリノベーションするうえで、回遊導線を含め、導線を意識したプランニングを行いましょう。

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