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吊戸棚を付けるか付けないか。キッチンリフォームで迷ったら確認したいことを名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説!
こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです。
「キッチンにはたくさん収納が欲しい」という声が多い一方で、あまり人気がない収納が吊戸棚です。手が届かない、出し入れしにくい……そんな声をよく聞きます。
しかし、狭いキッチンでは吊戸棚は貴重な収納場所。本当に吊戸棚がなくても良いのかはしっかりと検討する必要があります。
吊戸棚は使いにくい?その理由は?
吊戸棚の人気がなくなった理由には、対面キッチンの普及が考えられます。
対面キッチンが人気の理由は、コミュニケーションの取りやすさと開放感。しかし、吊戸棚があると、せっかくのメリットが半減してしまうからです。
また、吊戸棚があるとキッチンの明るさにも影響を及ぼします。吊戸棚を付けずに、キッチンの真上にダウンライトを設置すれば、開放感も明るさも得られます。
次に挙げられる問題が、収納としての使いづらさです。
レンジフード横の吊戸棚は不燃処理をした上で、加熱機器から上方80cm以上(地域によっては85cm以上)離さなくてはなりません。消防法の都合上、どうしても設置高さが高くなってしまうのです。
すると背の低い方にとっては非常に使いにくい収納となってしまいます。
吊戸棚が高くて何が入っているか見えない、踏み台がないと出し入れができない、面倒くさいので使わなくなってしまう……このような悪循環が起こります。
吊戸棚がなくても収納が不足しないか必ず確認
だからと言って、対面キッチンにリフォームするから吊戸棚は設置しない、という一択の考え方は危険です。
収納が不足すれば、キッチンはあっという間に散らかり、雑然とした場所になってしまいます。たとえ使いづらくても、狭いキッチンで吊戸棚は必ず重宝します。
また、吊戸棚は後付けが非常に難しい収納です。
吊戸棚と収納物の荷重に耐えられる下地補強が必要、キッチン下台と同じ扉材を手配するのが難しい……など懸念点が多く挙げられます。
そこでリフォーム前に確認しておきたいのが、現状の収納量で足りているのか不足しているのかということです。
吊戸棚の設置を迷ったらリフォームプランを確認
現状のキッチンとリフォームプランのキッチンを見比べることで、ある程度収納量の比較ができます。
キッチンの間口
キッチンの間口が現状より大きくなる場合は、収納量が増えるので吊戸棚がなくても問題ないケースもあるでしょう。
ただし、食洗機を設置する場合は食洗機の間口分、収納が減ると考えておかなくてはなりません。
キッチン下台の収納タイプ
現状のキッチン下台が開き扉タイプの場合は、引き出し収納に変わると大幅に収納力がUPします。吊戸棚がなくても収納不足にならないケースも多いでしょう。
一方で、既に引き出し収納をお使いで、キッチンの間口も変わらない場合は、下台の収納力にあまり変化がありません。吊戸棚がなくなると収納不足を感じるでしょう。
キッチン本体以外の収納
キッチン本体以外に食器棚、パントリー、家電収納など収納が増えるケースもあります。
その場合は吊戸棚がなくなっても収納不足を補えるので、吊戸棚を設置しないプランも検討して良いでしょう。
工夫次第で吊戸棚は使いやすくなる!
収納不足に不安を感じるようなら、やはり吊戸棚は設置することをおすすめします。使いづらい吊戸棚を使いやすくする商品をご紹介します。
キッチンメーカーも便利な吊戸棚を開発している
吊戸棚の使い勝手で不満に感じるのは、手が届かない、出し入れしにくい、中が見えない、といった高さに関連するものです。
それを受けてほとんどのキッチンメーカーでは「昇降式」の吊戸棚をラインナップしています。
昇降式の吊戸棚は、見た目は普通の吊戸棚と同じですが、収納部分のみを下げられるというもの。電動式と手動式があります。
昇降式の吊戸棚であれば、使い勝手の不満はほぼ解消できるでしょう。
窓のあるキッチンで、吊戸棚を設置すると暗くなってしまう……とお悩みならLIXILのライトスルーウォールという商品があります。
ライトスルーウォールは窓をふさぐ背板の一部をなくし、光を通せるようにシースルー扉を採用した商品。
窓との干渉を避けながら光を通し、吊戸棚収納も確保できます。高さは約90cmと高めなので、吊戸棚の下段にはラクに手が届きます。
まとめ
キッチンに広い面積を使える、開放感を最優先したい、そのような場合は吊戸棚がなくても良いと言えます。
一方で、キッチンが狭いとお悩みなら、吊戸棚は収納として重宝するものです。
特に料理やお菓子作りが好きな方は調理道具が増えがち。使用頻度が低いアイテムをしまう場所として吊戸棚は設置した方が良いでしょう。