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使い方いろいろで楽しい空間。マンションでの土間リノベーションを名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説!
こんにちは!名古屋のリフォーム専門店エフォールです。
土間(どま)を知っていますか?
昔話などに出てくる日本の古い家には、中に入ると板を敷かずに床部分を地面そのままにした空間があります。その空間を土間といい、かまどや水場を作って炊事をしたり、道具や機械を置いて作業場として利用してきました。
現代ではこのような土間はほとんど見かけなくなりましたが、あえて玄関を広くとって多くの収納スペースを作り、キッチンや洗面所へと通路を繋げて使い勝手の良いスペースとして「土間スペース」が見直されています。
土間は収納の他に、作業スペースやペットスペースなど様々な目的で利用できるので、新しい戸建て住宅やマンションでも取り入れる方が多くなっています。またリフォームやリノベーションでも、これまでの玄関スペースを拡張して土間スペースを作り、有効に活用する方も多くいらっしゃいます。
土間スペースのメリット
一番のメリットは、何と言っても「自由に利用できる空間」です。土間スペースは、その利便性から「収納」に注目が集まりますが、他にも趣味やDIYの作業スペースとしても活用が可能です。
例として、マンションでは自転車を置く場所は駐輪場がほとんどですが、お気に入りの自転車や高価な自転車は防犯上駐輪場に置くことは難しいです。しかし土間スペースがあれば、お気に入りの自転車を家の中に収納する事もできて整備することも可能です。
また、DIYでちょっとした作業をするときにも、部屋の中で作業を行うよりも広い土間で作業をする方が部屋を汚したり傷つけることもなく、片づけもスムーズにできます。
土間スペースのデメリット
便利でオシャレな土間スペースですが、いくつかのデメリットがあることも知っておきましょう。
デメリットの1つとして「寒さ」があります。玄関が広く、他の部屋との開口部も多い土間では室内が暖まりにくく、床も床板を貼っていないので冷えが伝わりやすくなっています。特にマンションで土間スペースがある場合には、コンクリート躯体に熱を奪われやすいので、寒さ対策は必須となります。
他にも雨や雪の日などは、土間で着替えたり濡れた物を拭くといった作業ができるので大変便利ですが、室内に湿気が籠りやすいのも欠点です。放っておくと、カビの発生や壁紙が湿気で捲れるといった事態が起きてしまいます。
その為、換気扇の設置や湿気を吸いやすい建材、または防水に特化した建材を利用するといった対策も必要です。
マンションリノベで土間リフォームは可能?
限られたスペースのマンションでは、各部屋を広く利用する傾向があるので玄関や廊下はほとんどが狭く作られています。一戸建て住宅とは違い、部屋を「増築」することは不可能なので、マンションにお住まいの方は諦めている方もいるでしょう。
しかし、マンションでもリノベーションによって、便利で開放感のある土間スペースを作る事は不可能ではありません。
例えば、玄関横に使わなくなった部屋がある場合には、間仕切り壁を取り壊して土間スペースを作る事ができます。また「スケルトン」という、フロア内の間仕切りや柱を取り払い、新たに間取りを作り直すリノベーションよって、土間スペースを作り出すことは可能です。
マンション土間リノベの注意点
マンションでリノベーションを行う時には、マンションの管理規約を守り工事を行う必要があります。他にも、マンションでは「専有部分」と「共用部分」があり、リノベーションできるのは「専有部分」のみになります。
土間リノベでは玄関をメインに工事が行われます。玄関の内側は専有部分になるので、構造上撤去できない壁や柱以外は撤去する事はできますが、玄関ドアは「共用部分」なので、ドアを取り替える事はできません。
まとめ
玄関に土間スペースがあると、収納の他にも趣味や作業もできるので生活の幅も広がります。また、マンションだからできないということはなく、マンションリノベーションによって自分好みの土間スペースを作る事は可能です。
マンションでリフォームやリノベーションを行うには、マンションの管理規約をしっかり守り、マンション工事ならではの注意を払う必要があります。工事を依頼する時には、マンションでの施工実績の多い業者を選ぶ事を強くおすすめします。