システムキッチンの収納プランニング。開き扉とスライド収納どちらを選ぶ?名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説!

システムキッチン

名古屋のリフォーム専門店エフォールです!

システムキッチンの下台収納には大きく分けると、開き扉収納とスライド収納があります。どちらを選ぶかは好みによるところも多いのですが、それぞれの特徴を知っておくことでプランニングの役に立つでしょう。

目次

開き扉収納のメリット・デメリット

メリット

開き扉は、動作が軽く開閉しやすい扉です。収納物の重量が扉にのっていないのでパッと開くことができます。
動作域が狭いので、通路幅が十分に確保できない場合でも使いやすいといえるでしょう。

空洞のガランとしたスペースのため、デッドスペースができやすい難点がありましたが、市販の収納アイテムも豊富になっており、使いやすくカスタマイズできるようになりました。

収納物を出してしまえば、内部の底板と側板を拭くだけなので、お手入れが簡単なのもメリットです。

デメリット

開き扉収納は、物の出し入れの際に屈まなければ取れない、奥の物が取り出しにくい、というデメリットがあります。

また、扉のデザインや形状によっては、取手のラインがきれいに並ばないことも。見た目にこだわる方にはデメリットになるでしょう。

スライド収納のメリット・デメリット

メリット

スライド収納はいわゆる、引き出し式の収納のことです。奥まで引き出せ、収納している物も一目瞭然。屈まなくてもスッと物が取り出せます。

収納アイテムを駆使しなくてもデッドスペースが少なく、効率の良い収納といえるでしょう。
下台全てをスライド収納にすれば、引き出しの取手がきれいに並ぶので、美しいキッチンを演出できます。

デメリット

収納物の重量が扉にのるので、スッと引き出せるとは限りません。また、仕切りを活用しないと引き出すたびに収納物が片寄り、ストレスを感じるかもしれません。

スライド収納を奥まで引き出すと、通路に大きく出てくるので、通路幅によっては人が通りにくいなどの支障がでることもあるでしょう。

引き出し内部のお手入れはもちろんのこと、キャビネット本体の清掃も必要になります。引き出しを全て出し、キャビネット内部の側板や底板を拭くのは大変に感じるかもしれません。

価格での比較

開き扉収納とスライド収納を価格で比較してみましょう。
LIXILのシステムキッチン「シエラ」、間口255cmで比較します。

開き扉収納タイプ:約50万円~
スライド収納タイプ:約61万円~

同じ間口のシステムキッチンでも、スライド収納の方が10万円近いコストアップになることが分かります。

食洗機の設置と収納

食洗機を設置する場合は、食洗機の間口45cm、もしくは60cmが収納として使えなくなるので、プランニングに注意が必要です。浅型の食洗機の場合は、食洗機下に引き出しを設置できることもありますが、いずれにしても収納量は多くありません。

吊戸棚と食器棚で収納を補う

オープンスタイルのキッチンが人気を呼び、吊戸棚を設置しないケースも増えています。しかし、キッチンの間口が小さい場合や、食洗機を設置した場合には、吊戸棚があると収納面においては便利です。

対面キッチンの開放感を重視して、吊戸棚を設置しない場合は、食器棚で収納を補うこともできます。システムキッチンの設置と同時に検討すれば、同じデザインの扉で統一することができ、一体感のあるキッチンを演出できるでしょう。

まとめ

キッチンの収納量を決める前におすすめしたいのが、キッチンの物を全て出して取捨選択するということ。意外と物が減るケースもあるそうです。
その上で、メーカーのショールームでキッチンの使い勝手を確認しながら、コーディネーターに相談すると、スムーズに決めることができるでしょう。

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