ガスコンロを交換するタイミングは？炎の色が赤いのは大丈夫？名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説！

こんにちは！名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

使えるといつまでも使い続けてしまう住宅設備。しかし、住宅設備には適正な交換時期というものがあります。

特にガスと火を扱うガスコンロは、キッチンの中で最も注意が必要な設備。安全に使うためにもメンテナンスや点検が欠かせません。

そして、まだ使えるからといって交換しないのは考え物です。ガスコンロを交換するタイミングや不具合として起きやすい現象について解説します。

ビルトインガスコンロの交換時期は？

システムキッチンに内蔵されているガスコンロは単体の交換が可能です。一般的には10年を超えると不具合が出始め、長くても12～15年程度が耐用年数と言われています。

また、製造から10年を経過したガスコンロは、交換部品の製造が終了している場合も。部品がないために修理できないケースも増えてきます。

こういった事情から、ガスコンロは10年を過ぎたら修理よりも交換した方がスムーズと言えるでしょう。

ガスコンロの製造年が2008年より古い場合

まず、ガスコンロの不調を感じたら製造年を確認してみましょう。製造年が2008年より古い場合は、ガスコンロの交換をおすすめします。

なぜなら、2008年にガスコンロの安全基準が見直され、コンロの全口に安全センサーの搭載が義務付けられたからです。全口に安全センサーが搭載されたコンロは「Siセンサーコンロ」と呼ばれています。

安全センサーとは、煮こぼれで火が消えた時にガスも自動で止まる「立ち消え安全装置」、火を消し忘れても自動で消火する「消し忘れ消火機能」、天ぷら油の加熱を防止する「調理油過熱防止装置」など、火災やガス漏れの危険を察知し、事故を未然に防ぐ装置です。

ガスコンロが点火しない場合は故障？

ガスコンロがなかなか点火しない場合、故障の可能性もありますが「電池切れ」というケースもあります。

ガスコンロは電池を使って、バーナーに着火しています。1年程度を目安に電池を交換するようにしましょう（ガスコンロによっては、電池ではなく直接電源を接続している製品もあります）。

電池切れではない、またはAC電源を取っている場合は他の原因が考えられます。

バーナーキャップの汚れ、取り付け方法にも注意

バーナーキャップとは、ガス火が出てくる場所を囲っている部品です。バーナーキャップが濡れていたり、位置がずれていたりすると、火が付きにくくなります。

また、バーナーキャップに汚れや目詰まりがあると、炎が小さくなったり、点火しにくくなったりすることも。使い古しの歯ブラシなどで細部の掃除が必要です。

バーナーキャップを洗った後はしっかりと乾燥させ、正しい位置にセットしましょう。

炎の色がいつもと違うのは大丈夫？

正常なガスコンロの炎の色は「青」です。「赤」や「オレンジ」の場合は何らかの原因が考えられ、安全性に関わることもあります。炎の色がいつもと違う場合は放置せず、青色に戻るように対処しましょう。

【対処1】換気する

炎の色が赤やオレンジの場合、まず考えられるのが「換気不足」です。換気扇を回し、窓を開けましょう。空気の入れ替えで解決する場合は、空気中の酸素が足りていなかったことになります。

酸素不足による不完全燃焼が起きると、一酸化炭素中毒に陥ることもあり危険です。

においや湯気が気になる時だけでなく、ガスコンロ使用時は積極的に換気を行うようにしましょう。

【対処2】バーナーキャップの確認

前述したバーナーキャップの汚れも炎の色が変わる一因になります。特に一口だけ炎の色が異なる場合は、バーナーキャップが原因になっていると考えられるでしょう。

バーナーキャップのお手入れをし、位置を正確に戻しても改善しない場合は、バーナーキャップの変形や頑固で落としきれない汚れが原因のことも。この場合はバーナーキャップの交換が必要になります。

【対処3】加湿器を止める

加湿器が原因でガスコンロの炎が赤くなることがあります。加湿のためにセットした水道水から微量のアルカリ性金属が室内に拡散。ガスコンロの炎に反応する現象です。

加湿器を止めて炎の色が戻る場合は、不完全燃焼ではなく、水道水との化学反応現象と考えられます。

炎の色が戻らない場合は業者に相談を

これら3つの対処法を用いても、炎の色が青色に戻らない場合は必ず業者に相談しましょう。決して炎の色がいつもと違う状態で使い続けないようにしてください。

まとめ

ガスコンロの不調や不具合は適切に対処すれば改善し、問題なく使えるケースも多くあります。

ただし、ガスコンロの製造から12～15年経過していれば、交換時期に入っていると言えるでしょう。

特に2008年より前に製造されたガスコンロをお使いの場合は安全性に不安な点も。コンロ全口に安全センサーを搭載したSiセンサーコンロへの交換がおすすめです。