こどもみらい住宅支援事業を活用してどんなリフォームが出来るの？名古屋のリフォーム専門店エフォールが解説します。

名古屋のリフォーム専門店エフォールです。

予算を賢く活用して住みやすい家を作るためには、国や地域が出している補助金や助成金を活用することが重要です。活用できる助成金のひとつに『こどもみらい住宅支援事業』があります。当初2022年10月31日までだった『こどもみらい住宅支援事業』は、2023年3月31日まで延期されたため活用できる期間が延びました。

しかし、案外知られていなかったり、上手く活用できていなかったりしているようです。そこで、ここではどのような支援事業で、リフォームやリノベーションのどの部分に活用できるのか、ご紹介したいと思います。

1.リフォームは子育て世帯・若者夫婦世帯以外も必見の補助金

まずは、こどもみらい住宅支援事業とはどのような事業か、対象条件を確認しておきましょう。

■こどもみらい住宅支援事業とは？

こどもみらい住宅支援事業は、子育て支援及び2050年カーボンニュートラルの実現の観点から、​子育て世帯や若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や​住宅の省エネ改修等に対して補助することにより、子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得に伴う​負担軽減を図るとともに、省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図る、国土交通省による事業です。

補助事業には、①注文住宅の新築、②新築分譲住宅の購入、③リフォームの３事業あります。リフォームの場合は、実施する補助対象工事および発注者の属性等に応じて5～60万円の補助金が交付されます。対象となるリフォーム工事は下記の通りです。

• 開口部の断熱改修
• 外壁、屋根、天井または床の断熱改修
• エコ住宅設備の設置
• 子育て対応改修
• 耐震改修
• バリアフリー改修
• 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
• リフォーム瑕疵保険等への加入

※④～⑧については、①～③のいずれかと同時に行う場合のみ補助の対象となります。

■こどもみらい住宅支援事業の条件とは？

新築の場合は、子育て世帯や若者夫婦世帯に限りますが、リフォームの場合は、発注者の世帯は問われていないため、活用できる方の幅が広いというメリットがあります。しかし、下記の２つの条件に当てはまっている場合のみ補助金の対象となります。

• こどもみらい住宅事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする

リフォームの内容が補助金を受けられるものであっても、工事をお願いするリフォーム会社が、こどもみらい住宅支援事業に登録していない施工業者である場合は、申請が行えません。活用するためには、こどもみらい住宅支援事業者のリフォーム会社に依頼することが必要です。

（エフォールは、事業者登録を行っております）

• リフォームする住宅の所有者等であること

持ち家の方、マンションやアパートのオーナーなど、住宅の所有者である必要があります。中古マンションを購入してリノベーションして住むことを考えておられる方も、所有者となるので、対象者として、活用できる補助金です。

２．こどもみらい住宅支援事業を活用してリフォームしよう！

対象者や対象となるリフォーム工事は分かったものの、具体的にはどんなリフォームが行えるのでしょうか？水回りのリフォームにスポットをあててご紹介いたします。

■キッチンリフォームで活用できる子育て対応改修

キッチンをリフォームする際には、上記で取り上げた対象リフォームの『④子育て対応改修』にあてはまる設備機器が多いのでチェックしてみましょう。例えば、ビルトイン食器洗器や掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロがあてはまります。また、キッチンの交換に伴う対面化改修の場合も、条件に合っていれば補助金の対象になります。そのため、キッチンを交換するリフォームだけではなく、対面キッチンにするなどのリノベーションも補助金を活用することが出来るかもしれません。

TOTOやクリナップ、ノーリツ、タカラスタンダード、パナソニック、LIXILといったキッチンを取り扱うほとんどのメーカーで子育て対応改修の対象商品を取り扱っているので、キッチンを選ぶ際には、補助金が使えるかどうかという点を条件のひとつに入れることで、お得に購入できるかもしれません。しかし、子育て対応改修は単体で行うと補助金の対象外となるので、①～③と組み合わせて行うことを意識しましょう。その点でも、リフォームより、リノベーションの方が活用の機会がアップします。

■水回り設備はエコ住宅設備にリフォーム

③のエコ住宅設備の設置を、水回り設備を選ぶ際に意識することで、節水機能や、断熱効果がある製品ばかりなので、お得にリフォーム出来るだけではなく、ランニングコストも抑えることが出来て賢い選択と言えます。

例えば、節水型トイレや高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓が対象となる製品です。トイレであれば、TOTOのアプリコットなどが対象製品で、一般的に選ばれている商品が含まれているので、補助金を活用することを忘れないようにしておきましょう。

3. まとめ

来年まで活用できるようになった、こどもみらい住宅支援事業によってリフォーム時に補助金を活用することが出来るかもしれません。『こどもみらい』という名前から、自分にはあてはまらないと思っておられる世帯の方でも、リフォームであれば、発注者の世帯は問われないので、工事内容によって活用できる場合があります。特に水回りのリノベーションや水回り設備機器のリフォームには対象商品が多くあるのでチェックしてみましょう。

こどもみらい住宅支援事業を活用して、お得に賢くリフォームやリノベーションをして、省エネ住宅にしましょう！