マンションの梁がある場所にキッチンは設置できる?梁対応できる部材や納める方法を名古屋のリフォーム専門店エフォールがご紹介

こんにちは、名古屋のリフォーム専門店エフォールです!

マンションの天井に段差が見られる場合、それは「梁」と考えられます。梁は建築物の構造を支える上で、柱と同様に重要な部材です。リフォームやリノベーションにおいても梁を加工することはできません。
梁がある場所にキッチンを設置することはできますが、キッチンの部材を工夫して梁を逃がす、回避する必要があります。

この記事では梁対応できる部材や納め方の方法についてご紹介します。

目次

キッチンの背面に梁がある場合

キッチンの設置場所に並行して梁がある場合は「背梁」または「後梁」があるという言い方をします。壁付け型キッチンを設置する場合は背梁との干渉が出やすいと言えるでしょう。
キッチンの背面に梁があるということは、レンジフードと吊戸棚の取り付けに影響が出るということ。設置したい場所に梁が出っ張っていて、通常の取り付け方ができません。2つの解決方法をご紹介します。

梁の奥行きと同じ寸法で壁をふかす

梁と壁の段差をフラットにするには、梁と同じ奥行きで壁の一部を造作します。これを建築用語で「壁をふかす」「梁下をふかす」と言います。
壁をふかすことによって、吊戸棚は何も加工せずそのまま取り付けができ、レンジフードも梁対応品を使う必要はありません。

ただし、注意点もあります。
梁の手前に吊戸棚やレンジフードを取り付けるので、梁の寸法だけ手前に出っ張ることになります。
梁の奥行きが小さければ違和感は少ないですが、梁の奥行きが大きくなるほど圧迫感や使いづらさを感じることに。特に身長の高い方はレンジフードに頭をぶつける可能性、調理しづらくなるなど、デメリットが多くなります。

梁の出幅が大きい場合は、レンジフードの排気経路に支障が出る場合も。排気経路を優先してプランを考え直す必要があるかもしれません。

梁対応の部材を使う

システムキッチンのメーカーでは、梁に対応できるリフォーム用加工部材を用意しています。
梁の大きさが小さい場合は、背梁対応ができる吊戸棚を使うと良いでしょう。
正面から見ると一般的な吊戸棚ですが、内部収納は2/3程度の高さ。上部に梁が納まるように空間になっていたり、現場で梁に合わせて背板を加工できるようになっていたりします。
側板は梁の大きさに合わせて現場でカット。横から見てもきれいに納めることができます。

吊戸棚を梁対応品で納める場合は、レンジフードも梁対応品を選びましょう。梁対応のレンジフードなら、ダクト排気の接続位置が手前に設計されているので、壁をふかさなくてもスッキリ納められます。

キッチンの横に梁がある場合

キッチンの設置場所に対して、垂直方向に梁がある場合は「横梁」があるという言い方をします。キッチンの一部に梁がかかっているだけなので、背梁と比べると横梁の場合は加工部材も少なく、対応しやすいでしょう。

吊戸棚側に横梁がある場合

吊戸棚の一部に梁がかかる場合は、その範囲だけ高さの低い吊戸棚を特注で作ります。吊戸棚は梁下ピッタリに納まるサイズではなく、やや低めの高さで製作し、梁下と吊戸棚の間にできるすき間は、扉と同色の化粧板でふさぎます。

吊戸棚の下端を基準に揃えることで、梁の面が平らでない「不陸」があった場合にも、梁の周囲は化粧板でふさげば、きれいに納まるという考え方です。

レンジフード側に横梁がある場合

レンジフードの場合はダクトが梁に干渉しないようにしなくてはなりません。
そのため、ダクト排気の接続位置は必ず梁と反対側になる製品を選びます。マンション向けのレンジフードであれば、ダクト接続位置の右と左は選べるようになっているので、梁と反対側を選ぶようにしましょう。

また、もうひとつ梁と干渉するのがレンジフードのパネル(幕板)です。こちらは基本的には現場で梁のサイズに合わせてカットします。

リノベーションでキッチンを移動する場合は要注意

間仕切りを取り払い、スケルトンにしてから間取りをプランニングするリノベーションでは、キッチンの位置を大きく動かしたいことがあります。

その際には、排水の勾配をしっかり確保するとともに、ダクトの経路も初めの段階で問題がないか確認しておきましょう。
ダクトの経路が梁をまたがなければ、おおむね問題はありませんが、梁をまたぐ場合はダクト内に油がたまったり、天井が予想以上に低くなってしまったり、思いがけないことが発生する可能性があります。

まとめ

マンションリフォーム、リノベーションにおいて厄介ものになりがちな「梁」。
しかし、梁そのものを塗装して、デザインの一部として空間に取り入れる手法もあります。大きな梁が室内にある場合は、まず「梁をどう生かすか」から考えてみても良いかもしれません。

排水、排気がからむキッチンにおいては、梁は難所となることも多いですが、プラン初期の段階で問題がないかチェックし、リフォームやリノベーションがスムーズに進むようにしたいですね。

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